
こんにちは、タチバナです。
あの人と仲良くなりたいな…。
誰でも一度はそう思ったこと、ありますよね。
僕も中学1年生のとき、クラスの人気者の彼と仲良くなりたいなー、と思いつつも、内気な性格だったので自分からは中々話しかけられずにいました。
それで向こうから話しかけてくれたときには、思わず舞い上がって緊張しながらも話したものです。
その後彼とは普通に話せる関係になりましたが、当時の僕が人と仲良くなる方法を知っていたら、もっと早く友達になれていたかもなあ…と少し悔やんでもいます。
では、今回の記事では「人と仲良くなるコツ」について書いていきます。
仲良くなっていく過程は大きく分けて2種類

ねえ、ノボルくん。
私たちって、どうやって仲良くなったんだっけ?

いきなり何だよ。
そんな昔のこと、覚えてないよ。

そうだよねえ。
私たちがまだ小さかったときのことだもんねえ…。

何でそんなこと聞くの?

私、人見知りであまり自分から話しかけたりしないから、自分で意識してお友達を作ったってこと、ないんだよねえ。

ふ~ん。

だから、実はお友達の作り方ってよく分からないの。

……。良く今までそれでやってこれたな…。

と言いつつ、俺も説明しろって言われたらできないけど。

ね。だから知りたいなって。

じゃあ塾でタチバナさんに聞いてみよう。

……。なるほど。
人とどうやって友達になるのか、ということだね?

そうなんです。

じゃあ、順を追って説明していくね。
人と仲良くなっていく過程は、ファーストコンタクトが自分からの場合と、相手からの場合の大きく分けて2種類があります。
前者の場合は前回の記事のように、同意を求める話で切り出して、そこから軽い自己紹介を交えつつ、質問をして相手を話に乗せていきます。
そして徐々に距離を詰めていきます。
そして後者の場合は、相手の話の流れに任せることになります。
難易度で言えば、相手から話しかけてもらったほうが仲良くなるのは簡単です。
なぜなら話しかけてきた時点で、相手はあなたに興味・関心があるからです。
なので、後は受け答えや表情などで好意的な態度を示してあげれば自動的に距離は縮まっていくでしょう。
この場合でも、重要なのは「自己開示」になります。
相手にあなたの情報を教えてあげることで、相手は自分のことを受け入れて貰えたと感じるでしょう。
そうなると後は会話のキャッチボールになります。
その後のお互いの感触が良かったら、次に顔を合わせたときにも話をするようになるでしょう。
話が盛り上がったら連絡先を交換、という流れになることもあります。

言われてみればこんな感じだったかもしれません~。

ファーストコンタクトが相手からの場合は、そんなに複雑じゃないからね。
自分からコンタクトを取っていく場合はコツが必要

では、ファーストコンタクトが自分からの場合。
話の主導が自分なので、プレッシャーを感じてしまう方もいるのではないでしょうか。
質問に答えてくれなかったらどうしよう…。
会話が退屈に思われたらどうしよう…。
など、色々と不安に思ってしまうかもしれません。
ですので、ここからは相手に心を開いてもらいやすくするためのコツをお教えします。
相手に関心があることを示す

まず覚えて欲しいのが、「相手に関心があることを示す」ってこと。

関心…。
どうしてですか?

人って、自分に関心がある人に対して関心を持つからね。
この人、自分に興味を持ってくれてるのかな、と思ったらちょっと嬉しくなって、話をしてみようかなっていう気にならない?

確かに、いっぱいいる人の中から私に対して興味を持ってくれたのなら、嬉しいって思っちゃいます。

そう。人って、赤の他人には興味なんて持たないからね。
道ですれ違った知らない人に、お話をしたいって程関心が湧くことなんて普通ないでしょ?

あ~、確かにそうですね。

セールスとか、何かの勧誘とかの利益目的の関心じゃなく、自分自身への純粋な関心を持ってもらうと人は嬉しくなるものなんだ。

ふむふむ。
でも、関心を示すって、具体的にはどうすればいいんですか?

それを説明すると結構長くなっちゃうので、次回の講義で説明するね。
名前で呼ぶ

次に覚えてもらいたいのは、「名前で呼ぶ」ってこと。

カナちゃんは「キミ」とか「あなた」とかの代名詞で呼ばれるのと、名前で呼ばれるのとではどっちが親近感が湧く?

名前ですね~。
名前で呼んでもらえると、距離がグッと縮まった感じがします。

そうだよね。
それに、「この人、名前覚えてくれたんだ」って嬉しくなるよね。

そうか。
名前を覚えるってことは、自分に関心があるってことを示しているんですね。

その通り!
これは営業でも重要になるから、ノボルくんはしっかり覚えてね。

はい!
自分よりも相手に喋らせる

あとは、「自分よりも相手に喋らせる」。

人は大体、他人の話を聞くことより、自分の話をしたほうが楽しいと思うものなんだ。

私はお友達のお話を聞くのも好きですけど、そういうものなんですか?

あくまで基本的には、だからね。
無口で喋るのが好きじゃないって人もいるにはいるだろうけど、大抵の人は喋るのが好きなんだ。

仲がいい友達と言いたいこと言い合うの、楽しいしスッキリしますもんね。

でしょ? だから、相手に気持ちよく喋ってもらうために相手が何が好きなのか、何に興味・関心を持っているのかを早めに探り当てるのが重要になるんだ。

好きなことだったらいくらでも喋れちゃいますもんね。
自分だったら、野球のこととか。

私もワンちゃんや猫ちゃんのことならずっと喋ってられるな~。
相手との共通項を見つける

そして最後に「相手との共通項を見つける」こと。

相手が自分と同じものが好きだったり、住んでいる場所が近かったりすると、急に親近感が湧くでしょ?

はい。取引先の方が野球とか音楽が好きだと、仕事上の関係なのに仲良くなりたいと思っちゃいますね。

ちなみに僕の家では柴犬と三毛猫を飼っています。

!

昔、アマチュアバンド組んでました。

!!

どう、僕に対する感じ方が変わったでしょ?

はい…!

早く言ってくださいよ~。

ごめん、嘘なんだ。

……。

……。

ごめんごめん、でも理屈だけじゃなく、体感できたでしょ?
……おーい。

…もうそういう嘘はやめてくださいね。
私本当に嬉しかったんですから!

ゴメンナサイ…。
と、言うわけで今日の講義はここまでにします。
まとめ
- 相手からコンタクトを取ってもらうほうが、自分からするよりも仲良くなるのは簡単
- 相手に関心を示して好意を表す
- 相手を名前で呼んで距離感を縮める
- 自分よりも相手に喋らせて会話を楽しんでもらう
- 相手との共通項を見つけて親近感を湧かせる
今回も盛りだくさんの内容でしたが、何度も読み返してしっかり覚えてくださいね。
初対面のときだけでなく、普段の会話でも使えますので、クラスメイトや同僚の方などとの仲を深めるのに利用してみてください。