コミュ障のぼっち飯




こんにちは、タチバナです。

「コミュ障」という言葉は2010年くらいからネットを中心に使われだしましたが、今ではすっかり世の中に浸透していますよね。

ところで、あなたはこの言葉の意味をご存じですか?

今回の記事では、コミュ障とはどういう状態のことを指すのか、ということと、そのタイプや特徴について解説していきます。

「コミュ障」とは?

そもそも僕らが普段見聞きする「コミュ障」というのは、ネットスラングで「コミュニケーション能力が低い人、またはコミュニケーションが苦手な人」のことを指します。
正式な呼び名ではなく、いわゆる俗称、なんですね。

一方で、医学的疾患、つまり病気の類にも「コミュニケーション症群/コミュニケーション障害群」と呼ばれるものがあります。
こちらは、言葉を覚えたり実際に使うことが難しい状態の「言語障害」や、言葉をはっきり発音するのが難しい「語音障害」などの症状に代表される疾患です。
原因はまだはっきり分かっておらず、治療には専門機関での指導が行われます。

また、疾患としての「コミュニケーション障害」とは異なりますが、発達障害や知的障害が原因でコミュニケーションが不得手になっている場合もあります。

つまり、普段僕らが見聞きする「コミュ障」と病気の「コミュニケーション障害」は別物、ということになります。
例えば、「あいつクラスで全然しゃべんないけど、コミュ障なのか?」というような場合に用いられる際は、前者のほうになるわけです。

※このブログで用いる「コミュ障」は、もちろん前者のほうの意味になります。

コミュ障のタイプ

一言で「コミュ障」と言っても、そのタイプには色々ありますが、大きく分けると次の2タイプに分けられます。

・喋れないタイプ
・喋りすぎるタイプ

喋れないタイプには、次のような特徴があります。

  • 人前に出て喋るのが酷く苦手
  • 一対一なら喋れるけど、一対二以上だと喋れない
  • 一対二以上なら喋れるけど、一対一だと喋れない
  • 初対面だと上手く喋れない(人見知り)
  • 自分から話しかけるのが苦手
  • 電話をかけたり出たりすることが酷く苦手
  • 仲良くない人と話すと緊張してどもる
  • 話が続かない(うまく切り返せない、黙ってしまう)
  • アドリブに弱く、とっさに言葉が出てこない
  • 相手の目を見て喋れない
  • 人の輪に入れない
  • LINEやTwitterなどで返信する際、何を書けばいいのかすぐに思いつかない

    逆に喋りすぎるタイプには次のような特徴があります。

    • 気づくと自分だけが一方的に喋っている
    • 余計なことを言ってしまう
    • 何を言いたいのかよくわからない(話に落ちがない)
    • 空気が読めないと言われる
    • 沈黙が怖い
    • 人の話を聞くのが苦手

    人によっては2つのタイプの特徴が混ざっている場合もあります。
    かつての僕もそうでした。

    ちなみに僕の場合は、どちらかと言うと喋れないタイプのコミュ障でしたが、具体的には次の7つの症状でした。

    • 初対面だと上手く喋れない(人見知り)
    • 電話をかけたり出たりすることが酷く苦手
    • 仲良くない人と話すと緊張してどもる
    • 話が続かない(うまく切り返せない、黙ってしまう)
    • 余計なことを言ってしまう
    • 空気が読めないと言われる
    • 沈黙が怖い

    コミュ障になってしまう原因は?

    では、次にどうしてコミュ障になってしまうのか考えていきたいと思います。

    これは育った環境や本人の性格などが強く作用していると思われます。

    例えば僕は、上記の状態になってしまった原因には、プロフィールページにも書いたように間違いなく家族間の不和が挙げられます。
    家の中で怒鳴り声やネチネチした嫌味を日常的に聞いていれば、そりゃ自然と臆病になります。
    臆病になると、仲良くない人に話しかけたら傷つけられるんじゃないかと思い込んで、非社交的になるわけです。

    もう一つ例を出すと、僕には中学時代からの知人がいるのですが、彼は喋りすぎるタイプのコミュ障です。
    こっちが話に飽きている素振りを見せても、構わず自分の話を最後まで続けてしまいます。
    そして本人はその欠点に気づいていません。

    直近の話だと、2年程前に友人の結婚式の2次会で、彼に今やっている仕事について聞いたら、延々と話をされました(笑)
    話の終わりが見えなくて、途中で聞くのに疲れて返事が適当になってしまったのですが、それにも気づいてくれなかったので僕から「良くわかった、ありがとう」と強制的に話を終わらせてしまいました。

    彼の場合は、欠点を指摘してくれる存在がいなかったために、それが良くないコミュニケーションだと気づかずに成長してしまったのです(こういうことを面と向かって指摘するのには、相当信頼関係ができあがっていないと難しいです)。

    このほかにも、大人しくて誰かと遊ぶより一人で遊ぶことのほうが好きな子は、そのまま成長したら会話が苦手な人間になることが考えられますし、わがままで自分勝手な子は、協調性がなくて周囲から浮いたり避けられたりする人間になる可能性があります。

    なので、どんな人もコミュ障になる可能性はあります。
    と、言うよりどんな人でも多かれ少なかれコミュ障の要素は持っていると言っていいでしょう。

    巷でコミュ障診断などを目にしますが、あれに当てはまらなくても本人が「自分のこういう部分のコミュニケーション能力、足りてないんだよなあ」という自覚症状があれば、それはコミュ障、ということです。
    軽いコミュ障、ということになるでしょう。

    人によっては、僕の知人のように無自覚のコミュ障になっている場合もあります。
    僕自身も、人から指摘されて初めて気づいたコミュ障要素もあったので、結構無自覚コミュ障になっている人は多いのではないでしょうか。
    自分では自身のコミュニケーション能力に問題ないと思っていても、人から「あいつ、こういうところおかしいよなー」と思われていることもありますからね。

    なので、自分がコミュ障と言う自覚があっても、必要以上に恥じる必要はないのです。
    繰り返しになりますが誰しもコミュ障の可能性はあるのですから。

    コミュ障は治せるのか?

    では、コミュ障は治せるのか、という疑問ですが、一般的なコミュ障と呼ばれる状態なら治せます。
    それに対して病気のほうのコミュニケーション障害や、身体や精神の障害が原因になっている場合は、僕は医師ではないので分かりかねます。

    コミュ障になるには原因があるので、原因さえ分かれば対策は打てます。
    現に僕も元コミュ障でしたが克服できましたしね。

    僕の場合は原因に対して的確な解決法でアプローチする、という方法ではなく、コミュ障の癖にオラオラ系営業マンをやるというショック療法になってしまったので、はっきり言って効率的ではなかったですが(笑)。

    では、その具体的な治し方については、次の記事にて説明いたします。