初対面でのあいさつ




こんにちは、タチバナです。

初対面の人との会話、難しいですよね。
どんな人なのか分からないし、緊張もするし…。
話も続かなくて、沈黙ができてしまう…。

でも、そんな初対面の会話にはコツがあるんです。

今回の記事を読めば、バッチリ初対面攻略の知識がつきますよ!

まずは同意を求めることで話の口火を切ろう

タチバナタチバナ

こんにちは、当塾へようこそ!

ノボルノボル

こ、こんにちは。

カナカナ

こんにちは~。

タチバナタチバナ

僕が講師を務めさせて頂く、タチバナといいます。
宜しくお願いしますね。

タチバナタチバナ

では、簡単に自己紹介をさせてもらいます。
僕は現在アラフォーで、この塾の講師のほかに独立してインターネット関連の仕事をしています。

ノボルノボル

おお~。

タチバナタチバナ

漫画を読むのが好きで、スマホのアプリで色々な漫画を読むのが日課です。
レトロゲームも好きで時々嗜んでいます。

カナカナ

ゲームかあ…。
子供の頃ノボルくん家でよくやったなあ。

タチバナタチバナ

じゃあ次は生徒さんたちの自己紹介をお願いします。

ノボルノボル

は、はい。
自分はノボルと言います。
今19歳で、メーカーの営業職をやっています。
高校まで野球をやっていました。
宜しくお願いします。

タチバナタチバナ

はい、ありがとうございました。
ではお隣の女性の方、お願いします。

カナカナ

はい、カナと言います。
大学一年生です。
ノボルくんとは家がお隣で幼馴染です。
趣味は動物の動画を見ることです。
宜しくお願いします。

タチバナタチバナ

はい、ありがとうございました。
お二人はなぜこの塾に入ろうと思ったのですか?

カナカナ

え~と…。

ノボルノボル

あ、カナに一緒に入ろうと誘われて。
カナは人見知りが激しくて、それを直したいみたいなんです。

タチバナタチバナ

なるほど。
ノボルくんはご自身のコミュニケーション能力で特に直したいところはないんですか?

ノボルノボル

自分は人見知りって訳ではないんですけど、初対面の人とうまく話せなくて。
話が途切れちゃうので、そこをなんとかしたいです。

タチバナタチバナ

ふむふむ、二人とも悩みの内容は近いみたいですね。
では、今回の講義は「初対面の人ともうまく話すコツ」についてお話しましょう。

初対面の人と話すとき。
相手がどんな人か分からないので身構えてしまいますよね。

でも、それは相手も同じです。

そんな状態の人にいきなり話を振ったり、質問したとしても相手は警戒して必要最低限の返事しかしてくれないでしょう。

なので、まずは同意を求めるジャブ的話で切り出し、相手が乗ってきたら軽い自己紹介をしながら相手に対して質問をしていくのがセオリーです。

例えば、大学のクラスで席が隣になった人に話しかけるのであれば、

自分「こんにちは。大学の教室って広いよねえ。」

相手「そうだね、確かに広いね。」

自分「俺、田舎の高校だったから、ここみたいに人がめっちゃいるとこにいると緊張しちゃうんだよね。」

相手「へー、そうなんだ。」

自分「地元が○○で、電車で△△時間かけてここまで来てるんだよね。地元どこなの?」

相手「俺? 俺は…。」(以下省略)

カナカナ

何で最初は同意から入るんですか?
質問からじゃダメなんですか?

タチバナタチバナ

同意って、気楽に返答できるからね。
話のとっかかりとしては便利なんだ。

タチバナタチバナ

初めから質問でもいいんだけど、この場合自分が緊張していると
相手にもそれが伝わって上手くいかないこともあるんだ。

ノボルノボル

あ~、それ、分かります。
警戒しながら答えられて、何か変な空気になって話がうまく続かずに終わっちゃうってパターン、よくあります。

タチバナタチバナ

そうなんだ。そしてこの時、話題に出すのは自分たちのいる場所のことや、気候のことなどがベター。
不自然さがないからね。

カナカナ

なるほど~。
確かに、いきなり自分のこととか話されて同意を促されても、
初めて会った人のことなんて知らないし、返事に困りますもんね。

タチバナタチバナ

うん。そして注意してほしいのは、何かを否定したり、貶めたりすることに同意を求めるのはNG。

タチバナタチバナ

初対面の人にそういうマイナスのことを話題に出されて同意を促されるのは、決して気分がいいものじゃないからね。

話を繋げやすくするには自分を信用してもらうこと

信頼・信用

カナカナ

同意が終わって、相手が質問に答えてくれて…。
そのあとはどうすればいいんですか?

ノボルノボル

自分もそこからが苦手なので知りたいです。

タチバナタチバナ

答えてもらった内容から連想してさらに質問したり、同意を促したりするんだ。
でもそれができる状態になるには、ある条件が必要なんだ。

カナカナ

条件?

タチバナタチバナ

それは、相手からある程度の信用を得られていること。

タチバナタチバナ

相手がこちらに対して警戒を解いてなかったら、話に乗ってくれないからね。
だから、話の最初のほうである程度信用を勝ち取れないと、その後の話を続けるのはキツい。

カナカナ

確かに、道を歩いていてアンケートか何かで声をかけられても、その人が信用できなかったら協力したいと思わないですもんね。

ノボルノボル

ってことは、俺が飛び込み営業で話を聞いてもらえないのは、信用できない、怪しい人間だと思われていたってことか…。

タチバナタチバナ

いや、一概にそうとも言い切れないよ。
単に忙しくてノボルくんの相手をする暇がなかったのかもしれないし、
商品が間に合っていただけかもしれないし。

カナカナ

だって!
良かったね、ノボルくん!

ノボルノボル

う、うん…、良かった、のかなあ?
結局売れてないことには変わりはないんだよな…。

タチバナタチバナ

話を戻すね。
じゃあ、どうやって信用を得るかと言うと、それには「自己開示」が重要になるんだ。

ノボルノボル

自己開示って何ですか?

カナカナ

確か、自分のプライベートな情報を相手に伝えることですよね。
大学の講義で習いました。

タチバナタチバナ

その通り。
自分の趣味とか、生い立ちとかを相手に伝えることだね。

ノボルノボル

じゃあ、例えばこの講義の前にやったタチバナさんと自分たちの自己紹介も自己開示になっているんですか?

タチバナタチバナ

そういうこと。
ただ、初対面での自己開示でいきなり重い話をしても相手が引くだけだから、自分の嗜好とか、趣味とか、出身地とかの比較的ライトな話題が望ましいね。

カナカナ

相手からの信用も得られるし、もしかしたら相手がその話に興味を持ってくれてお話が広がるかもしれないし、すごい、自己開示って一石二鳥ですね!

タチバナタチバナ

そう、だから自己紹介って大事なんだ。
何者か分からない人と話したくなんてないでしょ?

話が下手でも感じが良ければ大丈夫

笑顔

ノボルノボル

自己紹介が大事なのは分かりました。
でも、自分、喋りが得意ではないので不安ですね。

カナカナ

ノボルくんって子供の頃からお喋りが得意ってタイプじゃないもんね。
営業さんなのに…。

ノボルノボル

いいの!
人生勉強だと思ってやってるんだから!

タチバナタチバナ

まあまあ。
でも、話がうまくなかったり、切り出し方がちょっとくらいまずくても、話し手の態度で信用させることもできるんだ。

タチバナタチバナ

言葉以上に大事なのは、その人の「感じ」。
感じがいい人だったら、何となく話を聞いてみようかな、と思うことあるでしょ?

カナカナ

お店の店員さんが研修中で接客が不慣れでも、一生懸命さが伝わってくると応援したくなる、みたいなことですか?

タチバナタチバナ

そう。人って耳からだけじゃなくて、五感全てを使って情報を集めているからね。
だから言葉でちょっと失敗したって、ほかの要素でカバーすればいいんだ。

ノボルノボル

具体的にはどういうことに気を付ければいいんですか?

タチバナタチバナ

一番おすすめなのは、視覚の情報を使うこと。
「笑顔」です。

ノボルノボル

笑顔…。

タチバナタチバナ

笑顔って人を安心させる力があるからね。
赤ちゃんや子供の無邪気な笑顔を見ていると、思わずこっちまで笑顔になることってあるでしょ?

カナカナ

あります~。
ワンちゃんや猫ちゃんが喜んでいるところを見ても笑顔になりますね~。

タチバナタチバナ

そう、笑顔は伝染するんだね。

ノボルノボル

笑顔、笑顔…。(無理矢理笑顔を作ってみる)

カナカナ

あはは、ノボルくん、いつもの笑顔と違うよ~。
なんかお顔が引きつってる。

ノボルノボル

え”…。

タチバナタチバナ

笑顔は練習あるのみです!
毎朝、顔を洗うときやお風呂にはいっているときなどに鏡を見ながら練習しましょう!

カナカナ

は~い。

ノボルノボル

はい!

タチバナタチバナ

では、今日の講義はここまでにします。
お疲れ様でした。

まとめ

  • 初対面での会話では、まず同意を求める
  • その次に軽い自己紹介を交えながら質問する
  • 質問が返ってきたら、そこから連想させてさらに質問をしたり、また同意を促したりする
  • 初対面で会話が盛り上がるには、相手からの信用を得ることが重要
  • 信用を得るためには自己開示をする
  • 多少話が下手でも、笑顔で話しかければ大丈夫

慣れも必要なので、チャンスがあったらどんどんチャレンジしていきましょう!

そして、笑顔は最強の武器です!
鏡の前で練習してくださいね。