成長




こんにちは、タチバナです。

前回の記事でコミュ障を治す仕組みを説明したので、早速勉強をスタートしたいところですが、その前にあなたにやって頂きたい重要なことがあります。

マインドセットを変えることです。

マインドセットとは、これまでの自身の経験や受けた教育、先入観などから作られた思考パターンや考えのことです。

例えば、初対面の人に話しかけて相手から冷たい態度をとられたり、気分を害されるようなことをされた人はその経験から「知らない人は怖い…」と思ってしまうでしょう。
たまたま話しかけた人がそうだっただけなのに、全ての初対面の人に対して恐怖感や苦手意識が芽生えてしまうんです。

これがマインドセットです。

マインドセットの重要性

マインドセットはポジティブなものだったら物事に取り組む際にプラスに作用してくれますが、逆にネガティブなものだと足かせになりかねません。

例えば人見知りな人がアルバイトの面接を受ける場合。
「どうせ今回も上手く喋れないで落ちるんだろうなあ、緊張するし不安だし嫌だなあ」というマインドで受けるのと、「今回も上手く喋れないかもしれないけど、練習だと思ってダメで元々でいいからやってみよう!」というマインドで受けるのだったら、どちらが受かりやすいと思いますか?

これは何かを学ぶときも同じで、「自分は頭が良くないからどうせ身につかないんだろうな…」というマインドよりも「自分は頭は良くないけど、これは絶対身に着けたい知識だから何としても覚えるぞ!」というマインドのほうが勉強内容を覚えられます。

これはモチベーションの維持にも関わってきますし、後者のほうが覚えるために色々工夫を考えてみるなど、行動にも影響が出ます。
マインドセットによって物事への向き合い方が変わるんです。

なので、是非ともあなたには正しいマインドセットを身に着けて欲しいんですね。

深刻なコミュ障の人がなっているマインドセット

ネガティブ

深刻なコミュ障状態に陥っている人には、次のような共通のマインドセットがあります。

  • 初対面の人が怖い
  • 相手に不快な思いをさせてないか心配
  • 面白い話ができない
  • 自分に自信がない

一つずつ見ていきます。

「初対面の人が怖い」。
これは臆病な人特有のマインドです。
僕もそうでした。
初めて会う人はどういう人か分からない。
ひょっとしたら怖い人かもしれない。
もしかしたら傷つけられるかもしれない…。
そういう心理や思い込みから来ているマインドです。

「相手に不快な思いをさせてないか心配」。
これは自分のコミュニケーション能力が低いという自覚がある人が持ちやすいマインドです。
何か変なことを言ってないか、相手を傷つけたりしてないか…。
自分の言動がコミュニケーション上正しいものなのかどうか判断できないので不安になる、という心理から来ているマインドです。

「面白い話ができない」。
これは会話力に自信がない人が持ちやすいマインドです。
ほかの人のように場が盛り上がったり温まったりするようなトークがしたいのに、できない。
自分が話しても盛り上がらないので申し訳ない…。
そういう心理から来ているマインドです。

「自分に自信がない」。
これが深刻なコミュ障の人の根っこにある厄介なマインドです。
コミュニケーション能力が低いことが自分自身の評価を下げてしまっています。
上手く喋れない→自信を無くす→もっと喋るのが苦手になる
という悪循環を生んでしまうマインドです。

このようなマインドはないほうがいいのですが、じゃあ今日から捨てましょう!と言って簡単に捨てられるものではありません。

なので考え方を少し変えてほしいんです。

初対面の人が怖いならば、「別に冷たくされてもいいや」という気構えでいてください。
はじめから心にある程度ガードをした状態で話しかけるんですね。
万が一冷たい態度を取られたとしても傷は浅くて済みます。

ですが正直、話しかけただけで邪険に扱われるなんてことは現実的にほぼありません。
もしそのような扱いをされたとしたら、相手は相当精神的に参っている人か、人間としてヤバい人です(笑)
なので「あ、この人ヤバい人なんだ」と判断して関わるのをやめてください。
早いうちから見破れて良かったなーと思いましょう。

次に、相手に不快な思いをさせてないか心配、という心理はよく分かります。
ですが、多かれ少なかれ人は他人に不快な思いをさせるものです。
仲のいい友人でも、時々腹が立つような言動をしてくることってありますよね?
なので必要以上に気にしないでください。

本当に不快な思いをしているなら、その人はあなたから距離を置くでしょう。
そうなっていないなら、相手はさほど気にしていないということです。
それに正しいコミュニケーションはこれから学んでいくので大丈夫です。

次に、面白い話ができなくて悩む、というマインド。
別に話は面白くなくていいんです。
そもそも雑談は自分の話に共感をしてもらいたかったり、情報を交換したりしたくてするものです。
笑わせて欲しくて人と話すなら、その人ははじめからそういう話が得意な人に話しかけるでしょう。
なのであなたに面白い話を期待して一緒にいるわけではないんです。

だから気に病まないでください。
もちろん会話が盛り上がるようなテクニックというのは存在しますし、今後の記事で紹介していくのでどうしても気になるならチェックしてみてください。

最後に自分に自信がない、というマインド。
まず小さな成功体験を積み重ねていきましょう。
それが積もっていけば自信に繋がります。

具体的には、いつも家に帰るとついダラダラ過ごしてしまうところを、タイムスケジュールを決めてその通りに行動することを続ける。
課題や仕事の提出期限を余裕をもって守る。
自己啓発系の本やマンガを読んで、内容を実践して習慣化させることも効果があります。
これらはあくまで一例ですが、良い習慣を続けるだけでもかなり自信に繋がりますので、是非やってみてください。

このように自分の思考の癖を理解し、修正するという姿勢を身に着けると段々とネガティブなマインドセットも次第に外れてきます。



おすすめのマインドセット

ポジティブマインド

では、ここからは僕がおすすめするマインドセットを紹介します。

  • やればできると思い込む
  • すぐに行動する
  • 人に依存しない
  • 他人と違うことを恥じない
  • 失敗を恐れない
  • ありのままの自分を受け入れる

一つずつ見ていきましょう。

「やればできると思い込む」。
本気を出せばできる、と思い込むことで行動にアクセルをかけることができます。
なので、これは絶対結果を出したい、ということに対しては「やり切った!」と言えるくらい徹底的に取り組んでください。
そして結果が出ればそれが大きな自信に繋がります。

「すぐに行動する」。
これは何にでも言えることですが、すぐに結果を出す人は行動が早いです。
ほかの人がやるかやらないかで迷っていたり、できない理由を並べたりしているうちに成功者は行動しています。
まずやってみて、それから考えるという癖をつけてください。
大抵の場合は、やって後悔するよりやらないで後悔することのほうが心理的ダメージは大きいです。
チャンスの神様は後ろ髪がないと言います。
チャンスを逃さないためにもすぐに行動する習慣をつけましょう。

「人に依存しない」。
伸びない人の特徴として、自分で行動しないで人に頼るというものがあります。
例えば、学校や仕事の勉強をしていて分からないことがあったらすぐに人に聞いてしまう人がいますが、聞く前に自分で調べましょう。
今はインターネットで検索すれば大抵のことは調べられます。
それをしないで最初から人を頼るのは甘えです。
自分でやってみて、できなかったら人を頼りましょう。
依存傾向が強い人は人間的にも成長し辛いです。
自立心を持って行動しましょう。

「他人と違うことを恥じない」。
周囲の人のように上手くコミュニケーションを取れなかったり、勉強やスポーツ、仕事で活躍できなかったりしても必要以上に気に病むことはありません。
あくまで他人は他人、自分は自分、別の存在です。
他人と違うから個性なので、それを恥ずかしいと思わなくていいんです。
人は自分と他人を比較しがちですが、育った環境や元々の能力が異なる人を同じものさしで測っても意味はありません。
比較するのは過去の自分にしましょう。
過去の自分と比べて現在の自分はどれほど成長できたかで比較したほうが意味があります。

「失敗を恐れない」。
前回の記事でも書きましたが、失敗なき成功はほぼありません。
あったとしたらそれはマグレの可能性が高いです。
成功よりも失敗からのほうが多くを学び、成長することができます。
なので、失敗をむしろ歓迎するくらいのつもりで物事に取り組んでみてください。

「ありのままの自分を受け入れる」。
まず自分自身を受け入れないと、客観的に自分を見つめることはできません。
良いところも悪いところもひっくるめて、それが自分なんだと認めてください。
自分と向き合えなければ、自身の修正点も見つけられません。
結構難易度は高いですが、是非やってみてください。

まとめ

物事に取り組む際には姿勢や考え方がとても大事になります。
マインドセット自体で成長スピードが大幅に変化するんですね。

もしネガティブなマインドセットを身に着けてしまっていても、努力次第で外すことはできます。

ネガティブなマインドセットを外していき、ポジティブなマインドセットを身に着けて今後の自身の成長スピードを加速させましょう。