
こんにちは、タチバナです。
人前で話すと、緊張してどもってしまう…。
異性の前でどもって噛んじゃったら、変な人だと思われるんじゃ…。
どもり癖がある人にとっては、これはかなり悩ましいですよね。
かく言う僕も中学生まではどもりが結構ひどく、特に人前で喋るときは噛み噛みでした。
噛んでしまったせいで、折角思いついたギャグが滑ってしまうなんてこともザラでした。
それでも今はどもり癖は治り、普通に話せるようになっています。
今回はそんなどもる原因と、治し方について解説していきます。
どもる原因は自信のなさから来ていることも

と言うことで、今回はノボルくんのどもり癖を治すための講義をしていきます。

お願いします!

治るといいね。

早速だけど、ノボルくんは自分がどもる原因は何だと思ってる?

やっぱ緊張…ですかね。
どもるのは緊張しているときですから。

私やお友達と話しているときは出ないもんね。

緊張するのは何でかな?

目上の人と接したり、女の子と話したりするときだから…。

うん。

ああ、そうか。自分に自信がないからだ。
ここでもその影響が出てるんだ。

そうだね。それにノボルくん、普段結構早口でしょ?

そうですね、早いほうだと思います。

早口って、自信のなさからも来てるんだよ。
もちろん、性格がせっかちだから早口な人もいるけどね。

へええ、そうなんですか。

実は僕もノボルくんと全く同じだったからね。

そうだったんですか!

緊張すると、余計早口になって、もっとどもりやすくなる、っていう負のスパイラルに入るんだよね。

それでタチバナさんはどうやって治したんですか?

とにかく、普段からゆっくり話すように習慣づけたよ。
自分じゃちょっと遅いかな、くらいで丁度よかった。

それですぐ治ったんですか?

いや、時間はかかったよ。
でも少しずつどもることが減っていったから、それで自信もついて気持ちに余裕をもって話せるようになった。

そうなんですね。
じゃあ、自分も今日からゆっくり話す癖、つけるように頑張ります!

そうだね。あと、特定の人の前だと緊張するっていうのは慣れで軽減されていくから、緊張する相手にもどんどん接して、体を慣らしていってね。
病気としての吃音(どもり)

僕がどもりを治せた経緯について説明しましたが、どもり(吃音)には、病気がもとで起こっている場合もあります。
そもそも吃音は、「小児期発症流暢症」と呼ばれる「発達性吃音」と、疾患や心的ストレスなどによって発症する「獲得性吃音」に分類されます。
そして、吃音のほとんどは発達性吃音であるとされます。
吃音の9割は発達性吃音に分類されます。
2歳から4歳の頃に発症することが多い、発達過程の症状で、成長につれ解消する人も多いと言われています。
その後に渡って症状が残る場合に考慮される原因として、体質的(遺伝的)要因、発達的要因、環境要因などがあるとされていますが、まだ確定的な研究結果は出ていません。
・獲得性吃音
獲得性吃音は、神経学的疾患や脳損傷などにより発症する「獲得性神経原性吃音」と、心的なストレスや外傷体験に続いて生じる「獲得性心因性吃音」に分類されます。
出典:https://snabi.jp/article/123
発達性吃音の場合は、半数以上が小学校入学前に症状がなくなると言われています。
一方、大人になっても吃音が残っている人も全体の1%の割合でいます。
100人に1人は吃音である、というデータもあります。
特別な障害ではない、ということです。
それぞれの特徴も、話すときにつかえる、最初の発声に詰まる、特定の子音が言いにくい、母音が苦手、など種類も症状の重さも様々です。
僕の場合は、最初の発声と、特定の子音と、母音が苦手でした。
人前で発表するときなどに、「ぼ、ぼ、僕は…」というように必ず噛む癖がありました。
高校生くらいになったら最初の発声は治りましたが、ほかはまだ治りませんでした。
バイトで「ありがとうございました」がスムーズに言えずに「あ、あ、ありがとうございました」となってしまっていました。
僕の場合は、早口になる癖を改めて、普段からゆっくり喋るようにすることで改善されていきましたが、人によって原因や症状は様々なので、全ての人がこの方法で治るとは言い切れません。
では、どうすれば確実に治療できるのか。
現代医学では、残念ながら確立された治療法はまだないのが現状です。
ですが、病院や施設などで治療や支援を受けることで改善する可能性はあります。
もし自力で治すのが難しいと感じたなら、そういった機関を訪ねてみるのも良いでしょう。
まとめ
- どもる原因は自分の自信のなさから来ている場合がある
- ゆっくり話すことで改善できることもある
- 緊張が原因の場合は、その現場にちょっとずつ体を慣らしていく
- 吃音(どもり)には、「発達性吃音」と疾病が原因の「獲得性吃音」の2種類がある
- 吃音は病院や施設などで治療や支援を受けることで改善する可能性がある
個人的には、自分が噛みやすいフレーズを家でつぶやく練習も効果がありました。
毎日やっていると、口や舌が自然に動くようになるんです。
どもってしまうことが原因で、喋ることにコンプレックスを感じている人は多いと思います。
喋ることを避けると、どうしてもコミュ障状態は悪化してしまいます。
早めに改善させて、会話を楽しめるようになりましょう。